朝、公園の近くを散歩していたら、
「カルガモ 横断注意」の標識が目に飛び込んできます。
この公園のあたりは、よく散歩するのですが、今まで気づきませんでした。
標識の絵柄が、親のカルガモ1羽が先頭に立ち、
子供のカルガモ1羽が後ろからついてくる図です。
先頭の親カルガモが、右の翼を上げて、「道を横断しますよ」と合図しています。
たしかに、この公園には池があって、カモが泳いでいます。
でも、標識まであるとは。
「へえ」って、見とれていると、車道を横切っていく集団がいます。
カルガモではなくて、人間の子供たちです。
幼稚園生くらいかな?
1人1人が、車が来ないか、キョロキョロ見回してから、さっと道を渡ります。
1人が済むと、次の1人、また次の1人……。
子供たちの列が、小さなカルガモくんたちの列に、見えました。
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運転手のみなさま、わたくしのように、カモの標識に見とれていないで、
子供たちにも、お気をつけあそばせ。
(紫 麻乃)
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